「もう一度チャレンジしていいですか?」
2017.08.22
これまでの学習の流れや今後のテストの範囲を考えると,今日はこの単元を勉強しようと決めた部分があるとします。50分間の授業を終えて,その目標をあと少しで達成できそうだったが,惜しくも達成できなかった,そんなことが今日もありました。
生徒さんによって勉強する単元は様々に違いますが,100分間の授業の中で塾に来た生徒さんの全員が毎回目標を達成できるという訳ではありません。ですが,それでもいいと考えています。
その理由は,目標を達成することにも意味はありますが,達成できなくてもそれを達成しようとする途中で別の形で学びや気づきを得られることもあるからです。また,もう一つはその時に目標が達成できなくても,またもう一度挑戦してみようとしてできるようになるまで繰り返せばいいからです。
「もう一度チャンレンジしていいですか?」というのは,今日授業をしながら印象に残ったことでした。空間図形の問題でいろんな形の立体の表面積や体積を求める問題を解いている中で,途中でいくつかの公式が整理できなくなったり計算ミスをしてしまったりする生徒さんがいました。こちらが見ていても惜しかったです。解き終わった後で解説を読んだり説明をしたりしたところで時間が来たのでこれで終わりにしようと思いましたが,生徒さん本人の口から先ほどのセリフが出てきました。とても向上心があると感じました。私もその向上心の強さ,次に向けてまた頑張ろうとする姿から学ばせてもらうことがありました。
私自身も,日々の仕事やプライベートの中で,たとえできなかったことがあったとしても,それに挑戦することで得た気づきや学びがなかったか,そしてそこで諦めないでもう一度次に向かって再挑戦してみようと思います。塾でもそういった考えをもてる人を育てていきたいです。