塾に行くのが楽しい
2017.08.08
体験授業に来てもらっているご家庭にはほぼ毎回,その日の授業の内容や塾での様子を電話やメールでお伝えしています。その中で一番多く聞く声は「うちの子は塾に行くのが楽しいみたいです」という内容です。とてもありがたいことです。
塾ではまず,教室に入って来た時よりも100分後に授業を受けてから帰る時の方が「わかる」「できる」が少しでも増えているように授業を事前に準備しておいたり実際に教えたりしています。そして,知識の面でいい変化が起きるだけでなく,気持ちの面でも「自信がない」「勉強がイヤな感じ」から「自信がある」「勉強がイイ感じ」に変わるようにいろいろな工夫をしています。例えば,生徒さんとの関わり方は目的論的に関わること。「どうしてこれができないの?」「なんでそうしないの?」「なんでああしたの?」といった原因論的な追及をするのではなく,まずはこちらが生徒さんに増えてほしい行動を考えます。「苦手な教科なのに一度解いてみようとやってみたところがいいな,これは増えてほしい」「授業中真面目に先生の話を聞いてくれる,これは増えてほしいな」「今までできなかったけどこれができるようになるために家でも宿題以外で自発的に勉強してきた,これは増えてほしいな」などといったことです。こういった行動が授業中に見られたときにそれを生徒さんに指摘します。すると,その指摘した行動が増えていきます。そうすることでその行動が増えてき,少しずつ「わかる」「できる」が増えていき,それが増えたことを生徒さんが実感して「嬉しい」「楽しい」「ちょっと自信がついた」という前向きな気持ちに変化しやすくなります。
そして,授業の終わりにはその日の授業を振り返ります。そして100分の授業の中で最初はわからなかったけど授業後ではわかるようになっていることに注目してみると,それだけでも嬉しさや達成感を味わえることも多いです。
中学生や高校生のお子様をお持ちの保護者の方の中で,「なかなか勉強してくれなくて受験が心配だなぁ」とか「私が勉強しろというと口喧嘩になるのよねぇ」といったお悩みをお持ちの方がいらっしゃったら,一度目的論的な関わり方を試してみてください。「もう少し詳しく知りたい」「試してみたけどうまくいかない」などといったことがありましたらホームページのお問い合わせフォームや塾のメールアドレス宛にお気軽にご質問をお送りください。
今回の記事が何か少しでも皆様のお役に立てば幸いです。