「古文の単語帳」をどう使うのがいいか?(高校生向け)
2019.01.08
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✥「古語の単語帳を辞書代わりにして,実際に辞書を引かなくなると,古文の成績は伸びなくなる。」(某予備校U先生)
✥「古文の単語帳は,最初から全部覚えようとしなくていい。ひとまず理解しながら最後まで通読する。そうすると,問題文を読んだ時に,意味はわからなくてもどれが重要古語でどれがそうでないかがわかるようになる。」(某予備校M先生)
✥つまり,単語帳は,「どれが重要古語なのか」を知るものさしとして使い,実際に意味を覚える時にはなるべく辞書を引くのがいいということ。
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過去,私が国語科の教員だった時に,
「どんな風に古文を教えたらいいのか?上手な教え方はないだろうか?」と
思うことがありました。
そうしてその情報が欲しくて探した結果,有名予備校で,高校の教員向けに教科の指導法についてのセミナーがあることを知りました。
ちょうど自分が欲しい情報があったので,
自分が欲しい情報が手に入るまで,何度もそのセミナーに通っていました。
その時に,古文の単語帳の使い方について教わったことがあります。
それが次の二つです。
✥「古語の単語帳を辞書代わりにして,
実際に辞書を引かなくなると,
古文の成績は伸びなくなる。」
(某予備校U先生)
✥「古文の単語帳は,最初から全部覚えようとしなくていい。
ひとまず理解しながら最後まで通読する。
そうすると,問題文を読んだ時に,
意味はわからなくても
どれが重要古語でどれがそうでないかがわかるようになる。」
(某予備校M先生)
これらの言葉をまとめると,
古文の単語帳は,
「どれが重要古語なのか?」を知るためのものさしとして使えばいい
ということです。
そして,実際に意味を知るのには,
単語帳を読んで満足するのではなく,
実際に辞書を引いて意味を確認することが大切です。
なぜ,辞書を引くのがいいのかというと,
それは,辞書には,
その語の核になる意味が載っていて,それを知っておくと派生したいくつかの意味をまとめて覚えることがしやすかったり,
語源が載っているとこれもまたその語の意味を覚えるのに役立ったりするからです。
特に『ベネッセ古語辞典』(ベネッセコーポレーション )はそうした情報がわかりやすく記載されていました。
この辞書がおすすめだということも,その時のセミナーで教えてもらいました。
今回は古文についての勉強法をお伝えしました。
お読みになった方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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