わかりやすい説明を聞いた後は「錯覚」に注意
2021.02.22
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■この投稿の3行まとめ
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✥人から説明してもらって,それがわかりやすかった時,注意することがある。
✥それは,「なんだ,簡単じゃん。じゃあ自分でもできる」と,実際に自分で解くまえに錯覚してしまうこと。教え方が上手い人は,無駄な情報を省いたり適切な思考順序をしたりしている。
✥大切なことは,本当に自力でできるか,実際に解いて確かめること。
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それまでわからなかった問題を,
人からわかりやすく説明したもらったとします。
すると,
「なんだ,簡単じゃん。じゃあ自分でもできる」と,
実際に自分で解くまえに錯覚してしまうことがあります。
教え方が上手い人は,
「今はここを考えなくていい」
という無駄な情報を省いています。
ですが,実際に自分で問題を解いてみると,
「あれ?この時って○○っていうことは考えなくてもいいのかな?」
と思うことがあります。
また,教え方が上手い人は,
「最初にAを説明して,次はBを考えて,その次はCをして…」
というふうに,適切な順番で考えることができています。
ですが,その正しい考え方の順番まで,
一度説明を聞いただけでたどれるかと言うと,難しいことが多いです。
そのため,
わかりやすい説明を聞いた後は,
「はたして本当に自分だけの力で最初から最後まで解くことができるだろうか?」
と確かめてみる必要があります。
実際にペンを持って紙に解いていくということです。
そうすることで,「錯覚」を防ぐことができます。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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