やる気が出ないときに試すべき「作業興奮」の力
2023.10.16
目次
1. 作業興奮とは
2. 掃除での作業興奮
3. 勉強での作業興奮
4. 作業興奮の科学的根拠
5. まとめ
「やる気が起きないなら、行動してみるのがいい」という言葉を聞いたことはありますか?これはドイツの精神医学者クレペリンが発見した「作業興奮」という脳の現象によるものです。この現象は、行動を始めることで脳が自然とやる気を生み出すというものです。
例えば、掃除をする気がなくても、始めてみると段々とやる気が湧いてきて、つい汚れているところが気になって掃除をしたくなり、結果的に予定よりも長い時間掃除をしてしまっているということがあります。これも作業興奮の一例です。掃除をするという行動を始めることで、脳は自然とやる気を生み出し、結果的に掃除が進むのです。
勉強でも同じです。やる気がないなら、漢字の書き取りをしてみるとか計算問題を解いてみるとかそうしたことだけをするつもりで始めてみましょう。そうすると、あとは勝手にやる気が湧いてきて、気づけば予定よりも長い時間勉強をしているはずです。
クレペリンが発見した「作業興奮」は、科学的にも証明されています。人間の脳は、行動を始めることでドーパミンという物質を分泌します。このドーパミンがやる気を引き起こすため、行動を始めるだけで自然とやる気が湧くのです。
これらの例からわかるように、「作業興奮」は私たちの日常生活における大きな力です。やる気が出ない時でも、一歩踏み出して行動を始めてみましょう。それだけで、思わぬ成果が得られるかもしれません。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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