緊急課題（宿題）ではなくて重要課題（教科書理解）をする
2019.03.28
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■この投稿を５秒で理解
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✥締め切りに迫られて宿題をしていても成績は伸びない。
✥その問題を解くために必要な知識を理解・暗記する時間を新たに作らない限り，現状を変えられない。
✥「新たに時間を作る」という決意をし，実行することができる人，そんな風に主体的に行動できる人が成績を伸ばす。
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生徒さんたちからの宿題のわからない部分の質問を受けていて，思うことがあります。
それは，「この宿題の解説をしても，
本当に学力が伸びることには結びつかないだろう」ということです。
その宿題を解くために前提になっている知識を生徒さんが理解していないからです。
例えば，分数の足し算・引き算を理解するためには，
その前提として分数の分母の数字を合わせる通分の仕方を理解しておく必要があります。
英語の過去形を教えようと思ったら，その前提として
一般動詞の現在形を知っている方が教えやすいです。
このように，「わからない」という時にはその前提になっていることの理解が足りないか，
前提のことを忘れている，すなわち前提が定着していないことが多いです。
※参照
そして，多くの場合，生徒さんたちはその前提を理解することよりも，
目の前の宿題が解けることで満足して，
前提をここで理解しておこうとする様子をあまり見せません。
私自身への戒めも込めて書くことですが，
目の前の締め切りがある課題に迫られているばかりでは，
成果は出せません。
勉強で言えば，
締め切りに迫られて宿題をするだけでは成績は伸びません。
成績を伸ばしたいのなら，
前提を理解するように努める必要があります。
上の場合で言えば，
「この宿題が解けないっていうことは，
自分はまだ分数の通分の仕方を理解していないんだ。
それじゃあ，教科書を復習してもう一度通分の仕方を理解しよう」
とか，
「過去形の問題が解けないっていうことは，
自分はまだ動詞の現在形を理解していなかったり，
覚えていなかったりするんだ。もう一度，現在形の動詞を
覚え直そう」
といったような，
前提を理解する時間を新たに作る必要があります。
こんなことは当たり前で，
改めて言われなくても既にわかっている人，
自覚がある人も多いはずです。
「当たり前のことを当たり前にやる」，
ただそれだけで成績は伸びていきます。
「塾に頼ろう」というよりもまず，
「わからないからもう一度教科書を読もう」とか
「YouTubeの授業動画を見て自分でできることは勉強してみよう」といったことなど
通塾する前に独学でできることもあるはずです。
勉強に主体的に取り組む人，
そういう人が成績を伸ばしていきます。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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このコラムについて
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