「高校入試数学の第1問をどれだけ正解できるか」で判断(中3)
2019.01.14
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■この投稿を5秒で理解
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✥「数学が苦手」と言っても,「計算はできるけど,文章問題が苦手です」と「小学校の算数の時から苦手で計算自体が苦手です」という2つのパターンがある。
✥中3生であれば,入試過去問や地区実力テストの第1問が8割以上できることが基準。この8割を基準として,それより上なら前者,下なら後者。
✥前者の場合,「文章問題の立式」が課題なので①身近な人に教えてもらって理解する,②その後はその解法を暗記するということをするのがいい。後者なら,この第1問の配点は30点以上あると考えられるので計算から復習してみよう。
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「数学が苦手です」という中学生の生徒さんを教えることがあります。
その現状を見てみると,おおよそ2通りに分けることができます。
それは,
「計算はできるけど,文章問題・グラフ(関数)が苦手です」という場合
と
「小学生の算数の時からちょっと苦手で,計算もあまりできません」という場合
です。
もしもこちらをお読みになっているみなさんが「数学が苦手」という場合,
自分がどちらのタイプなのかを考えてみてください。
一つの判断の基準(中学3年生の場合)
中学3年生であれば,
高校入試の過去問や地区実力テストの数学の第1問を8割以上正解できるかがポイントです(以下の画像が第1問です)。
この第1問の配点は35〜40点ほどと予想されています。
毎年,高校入試数学の平均点は50〜55点くらいですので,
この第1問で確実に点数を取ることが大切だということがわかります。
もし8割以上できるようなら「計算は大丈夫」,
8割より下であれば「計算をもう少し練習した方がいい」と考えてみてください。
「計算が苦手です」という場合
もし,後者の「計算が苦手です」というタイプでしたら,
まずは計算から勉強を始めることが大切です。
毎年,高校入試数学の平均点は50〜55点くらいですので,
先ほどの第1問で確実に点数を取ることが大切だということがわかります。
これが,計算問題ができた方がいい理由の一つです。
計算力が高いと,こんなメリットもある
また,もう一つあります。
文章問題を解く時には,
文章から数式を立てるために「考える時間」が必要になります。
計算が速く正確にできる人ほど,
この「考える時間」を稼ぐことができます。
そのため,計算力があると,「考える時間」を稼ぐことができ,
その結果,文章問題も正解できる可能性が上がります。
「計算はできるけど,文章問題・グラフが苦手です」という場合
この場合は,もし学校の先生や友だちなど誰か教えてもらえる人が身近にいれば,
その人から教えてもらうのが早いと思います。
まずは「どうしてその数式になるのか?」ということを理解することが必要です。
そして,その理解ができた後は,
同じ問題を少なくとも3回は解いて,解き方を暗記することです。
数学は,「ひらめきが大事」と思われているかもしれませんが,
そもそもひらめくためには,
頭の中に解法のパターンが蓄積されている必要があります。
それらの解法の蓄積があることで,
初見の問題でも,その場で解き方をひらめくことができるようになります。
今回は数学についてお伝えしました。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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