【今日の伊藤塾】成績が上がる4つのステップ〜自分を分類して解決策を探す〜
2017.12.14
勉強して理解したことを覚えるためには反復練習が必要な場合が多いです。場合によっては一度説明を受けるとその場で理解できてしばらくの期間記憶しておくことができることもあります。自分の興味関心が高いものほどこの傾向があるように思います。例えば,私の場合,中学生の頃にカードゲームにハマっていた時にはキャラクターの長い名前や攻撃力の数値などを一度聞いたら覚えられました。今の場合で言えば,各教科のわかりやすい解説をしている授業を見た時にはほぼその場で覚えます。
さて,自分が勉強している教科のすべてが自分の興味関心が高くて,一度で理解できてしかもその場で覚えられればいいのですが,現実にはそううまくはいかないことが多いようです。現在,私自身も高校生までの5教科をすべて勉強し直していますが,やはり復習しないと忘れてしまいます。
改めて自分で勉強しながら成績が上がるために必要なことはステップは何かを考えてみると,次のようになりました。
【①理解する=情報を頭の中に整理して取り込む → ②すぐに理解したことを表出する=理解したことを話す・書くという手段で表現する】
↓ (1日後や数日後などに)
【③再度,その時理解したことを表出して記憶できているかを確認する → ④忘れている所があれば覚え直す】
この4つの段階で考えると,成績が伸びなくて悩んでいる理由を探るヒントが見えてきそうです。
③や④などの後ろの番号になればなるほど実行する人は少なくなります。この③や④の行動量が少ないことが理由で成績が上がらないのであれば,ティーチング領域での「誰かからわかりやすく教えてもらう」という手段というよりは,復習をするという行動を増やすコーチング領域での解決策を考えると良さそうです。
また,①や②で困っているから成績が上がらないと思う場合には,ティーチング領域での解決策を考えて「誰かからわかりやすく教えてもらう」とか「勉強法についての本を読んでみる」といった解決策が良いだろうと思います。
今,現在の自分はどの状態か,困っている方は一度自分を①〜④で分類するといいかもしれません。