「一瞬のやる気なら誰でも持てる。けれども、持続性のあるやる気は深く認識した者にだけ宿るのである。」(野村 克也)
2020.05.29
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■この投稿の3行まとめ
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✥「一瞬のやる気なら誰でも持てる。けれども、持続性のあるやる気は深く認識した者にだけ宿るのである。」(野村 克也)
✥「やろう」と決めてその場ですぐに行動に移すことができる人は,少数の人だけ。さらに,その取り組みを継続できる人はもっと少ない。
✥「なんのためにするのか?」,「それをしてどうなりたいのか?」という目的を持つ人が継続できる。
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「なんのために勉強するのか?」というのは,
旅行で例えれば,「旅行をする理由」です。
目的地は特に決めていなくても,
「今日は南に向かってドライブをして,
疲れたらちょっと道の駅で休憩でもして,
キレイな景色が見えたらそこで立ち止まって眺めて,
そんな自由な旅行がしたい」
といったようなものが理由です。
勉強でも,特に志望校が決まっていなくても,
「この積分の計算って面白いなぁ」
「ma=Fを使って運動方程式を立てるとこんなふうに解釈できるんだなぁ」
「英語では肩こりって言わないんだ,なるほどなぁ」
などのようにその教科を勉強することに興味を持ったり,
1週間前よりも自分の理解が深まり,解ける問題が増えている自分の成長を喜ぶと言ったことでも,
「また今日も勉強しよう」という理由になります。
そして,勉強の中に楽しみや喜びを見出している人は,
特にやる気がなくても,自然と勉強を続けています。
まるで読書が好きな人が,スキマ時間の5分くらいでも
カバンに忍ばせていた小説を取り出して本を読み出したり,
手持ち無沙汰な時にスマホをいじったりするような感覚に近いです。
これとは違って,
「勉強してどうなりたいのか?」というのは,
旅行で例えれば,「目的地を決める」ようなものです。
「北海道に行ってみたい」などです。
目的地を決めてから旅行をすることがあるように,
勉強でも志望校を決めて,
「その志望校に必ず行く」という風に決めて勉強を始めることもあります。
こうした理由や目的地を持っている人の方が,
勉強を毎日継続しやすく,
毎日勉強を続けた自然な結果として,
成績が上がっていくということになります。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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