【今日の伊藤塾】小さなことを続けてみる〜「雨垂れ石を穿つ」〜
2017.11.25
ものの見方,捉え方を変えるだけで,少し大げさかもしれませんが,その後の人生が大きく変わることがある,最近そう思うことが多いです。
たとえば,塾の中で時々見かけることで言うと,難しい問題を見たときに「あぁこれ難しい」という捉え方です。そう思ってしまうと思考が止まるので,「難しい」ではなく「おもしろい」と言い換えるといいと以前お伝えしたことがありました(過去の記事はこちら)。
これは確かに小さなことかもしれません。しかし,こうした小さなことが積み重なり,時間がたつと結構大きな違いになることがあります。
この塾でしている私の生徒さんへの関わり方も,その日その日で見れば小さなことです。「おっ,これできるようになっているね」「今日も真面目に勉強しているね」「いいね,これできたね」など,目的論的に相手に増えて欲しい行動を見つけて指摘する。毎日,1滴1滴ずつでも垂らしていく。「雨垂れ石を穿つ」ということわざがあるように,1日で相手が激変する訳ではないですが,いつか気がつけば,相手に変化が起きると信じています。
捉え方を変えていつもと違う視点で見てみること,そして小さなことを続けること,こういったことを意識しながら,また来週も生徒さんたちと楽しく勉強したいと思います。