【今日の伊藤塾】「やる気→行動」ではなく,「行動→やる気」
2017.11.08
「なんだか今日はやる気がでないなぁ」という時がありませんか?
そんな時は,もし可能なら,伸びをしてみるとか散歩してみるといった何か今の気分を変える行動を取ってみると「おっ,今日もちょっと頑張ってみよっか」という前向きな気持ちになれることもあるかもしれません。
一般的には,「最初にやる気が出て,そのあとで行動を取る」と考えられていると思います。
でも,その逆で,「先に行動を取ることで,そのあとでやる気が出てくる」ということもよくあることです。
「作業興奮」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。ネットで検索してみると多くの記事が出てきます。
今思い返してみると,私自身,高校生の時に「作業興奮」を使って勉強に入っていっていたと思い当たることがあります。
私は小学生の頃に書道教室に通っていたこともあって,きれいな字を書くことが好きです。そこで,勉強を始める前に机に向かって,勉強はせずに不要な紙の裏などにきれいな字を書くことをしていました。小学生の頃に書いていたお手本を思い出しながらその言葉を書いたり,自分の名前を書いたり,志望校を書いたりなど,書く字はあまり重要ではなく,とにかくきれいに書くということに集中していました。そして,その時間がとても好きでした。時間はだいたい5〜10分くらいだったと思います。
それをした後に,その日の勉強を始めるという日もありました。
「イマイチやる気が出ないなぁ」という時には何かまず行動をしてみる,すると気持ちに変化があるかもしれません。