【今日の伊藤塾】その日の授業を振り返るのはどうして?
2017.10.05
「今日はどうでした?」「授業を受けて学んだことは何でした?」
授業が終わった後にいつもその振り返りをする時間を設けています。100分間の授業を終えて,今日つまずいたことやわかる・できるようになったことを生徒さんに質問しています。
普段の自習では,勉強が終わった後に自分一人で「今日は何がわかったかなぁ?」と考えることは少ないのではないでしょうか。大学生の頃,図書館で勉強をしていて図書館が閉まる時間になったら帰るという生活をしていた私は,帰る時間になったら「じゃあ続きは明日しよう」とか「帰ったら何食べようかな」といったことを考えていて,その日の振り返りをすることは自分一人ではありませんでした。
ですが,この振り返りには大切な意味があります。1つは振り返りをすることでその日その授業をもう一度頭の中で整理できることです。簡単な復習ができるといってもいいと思います。もう1つはこれを記録していくと,その積み重ねた結果が自分の自信につながることです。「自分ってこの1ヶ月でこんなことができるようになったんだぁ」と過去を振り返った時,1ヶ月間の自分と今の自分とでの違いに気づけます。そしてその前進した事実が本人に再び勉強に取り組んでいくことへのやる気を与えてくれます。
これを読んでくれている,勉強を頑張っている方にはその日の振り返りをしてみることをおすすめします。
私自身も毎日振り返りをしています。私の場合は勉強ではなく,塾の運営について「今日できたこと,新たに試してみたこととその結果,意図的に減らした行動とそしてその結果,思いもよらぬ良かったこと」というように自分に合うように変えています。勉強やお仕事などで今よりも何かをよくしたいと思って取り組まれている方は,ご自身に合う形でもよいと思うのでなさってみてはいかがでしょうか。ビジネス書などでも「1日5分振り返ることで人生を変える」などのキャッチコピーで多くの方法が紹介されています。
1日1分でも2分でも振り返りをメモしていき,この小さな行動の積み重ねがいつかは自信へとつながる。
ぜひそうなってほしいと思います。