「粗を探すよりも改善策を見つけなさい。不平不満は誰でも口にできる。」(ヘンリー・フォード)
2019.11.27
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■この投稿の3行まとめ
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✥「粗を探すよりも改善策を見つけなさい。不平不満は誰でも口にできる。」(ヘンリー・フォード)
✥うまくいかないとき,「どこがダメなんだろう?」(原因論)と悪いところを探すと,悪いところばかりが見つかって,さらに気持ちが沈んでいく。
✥反対に,「どうなったらいいだろう?」(目的論)と理想の状態を想像して,それに近づくためにはどうしたらいいかと考えると,気持ちは前向きになっていく。
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粗を探すよりも改善策を見つけなさい。
不平不満は誰でも口にできる。
(ヘンリー・フォード)
「どこがダメなんだろうか?」という風に悪いところを探すのが目的論という考え方です。
仕事をする時には,原因を探して,そこを改善するということが必要です。
ですので,勉強をしている時にも,
問題集の中で自分のできなかったところに印をつけておいて,
また翌日などに復習するという原因論的な取り組みは大切です。
そうすることで成績を上げていくことができます。
ただ,勉強(仕事)以外の,人間関係について,
原因論的なアプローチをすると,
関係が悪化してしまいます。
その人間関係には,
自分と他人だけではなく,
自分と自分との人間関係も含みます。
毎日,自分に対して,
「自分のどこがダメだろうか?」と
「自分のここがダメだ」
「あのことも自分はできていない」
などのように悪いところばかりを見つけていると,
気持ちが沈んできます。
向上心が強い人の場合は,そうすることでより自分を高めていくことができますが,
勉強が苦手で,まだ勉強を始めたばかりという人でしたら,
そうした自分の悪いところ探しはあまりしないほうがいいです。
反対に,
「成績が上がったらどんな気持ちだろうか」
「誰が喜んでくれるだろうか」
といった理想の状態を毎日想像するようにするのが良いです。
自分に対して「どうなったらいいか?」と問いかける,
そのようにして自分自身にも目的論的に関わることで,
気持ちは前向きになりやすくなります。
私自身も毎日そうできるように取り組んでいて,
そう簡単にはいかないところもありますが,
上手に使い分けることがポイントです。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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