復習すれば成績が上がるのに,なぜ復習をしないのか?
2019.10.22
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■この投稿の3行まとめ
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✥「復習が大切」というのは多くの人が聞いたことがあるだろう。
✥しかし,実際に参考書を2,3周する人や過去に間違えた問題のやり直しノートを作って復習を繰り返す人は,実際には少ない。
✥受験が終わると,復習の大切さに気づくものなのかもしれない。まだ気付いていない人は早く気づくこと,気付いているのに行動できない人は勉強する目的や喜びを探すこと。
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「復習は大切だ」ということは,誰もが聞いたことがあるだろうと思います。
同じ問題を2回,3回と解いて,理解を深めたり,解法を記憶しようとする,
テストや模試などで間違えた重要な問題のやり直しノートを作り,毎週末に復習をする,
1冊の参考書を2,3周して,隅々まで理解して記憶しようとするなど,
これらは医学科に合格した講師たち,勉強法に関する書籍などから知った勉強法です。
私に限らず,これらの勉強法に関する情報は,誰でも手に入れることができます。
それを実践しないのはなぜだろうかと,疑問に思うことがあります。
1つには,復習の効果,大切さにまだ気づくことができていないということがありそうです。
「過去に一度解いた問題」は自分にとっては不要で,
「まだ解いたことがない新しい問題」こそが自分にとって必要だという考えが根本にあるかもしれません。
しかし,「創造は模倣から生まれる」という言葉があるように,
実は,過去の問題の解法を記憶することが,
初見の新しい問題を解くために役立つということを,
まだ経験的に知らないのかもしれません。
早い段階で,そうしたことに気づくことができると良いです。
もう一つは,復習が大切だと思っていても,
実際には行動できない場合があるかもしれません。
そうした方は,
そもそも勉強する目的や,
勉強を通して自分が成長する喜びなどを
まだ持っていなかったり感じたことがなかったりするのかもしれません。
目的や喜びを探すことで,
自然と復習ができるようになるかもしれません。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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