【コラム】1〜3ヶ月後にどうなってほしいか?
2017.09.13
これまでお伝えしてきたのは,
伊藤塾が1日〜1週間くらいの期間でどんな考えをベースにして生徒さんと関わっているか,
それをコーチングの部分とティーチングの部分とに分けて説明してきました。
今回,お伝えするのは,もう少し期間を伸ばして1〜3ヶ月くらいの期間でどんな風に関わっているかです。
これまでお伝えしてきたような毎回の授業を積み重ねていった先に生徒さんたちにどうなってほしいか?
信念を書き換える
結論から言うと,それまで持っていた思い込みとは違う,新しい思い込みを持っていてほしいです。
言い換えれば,私たちは,授業や普段の関わり方を通して生徒さんの信念を書き換えたいと思っています。
それまで持っていた
「わからない・苦手・できない」を「わかる・得意・できる」へ,
「イヤな感じ・キライ」を「イイ感じ・スキ」へ変えたいと思っています。
実際にできるのか?
それはできます。現に体験授業の中で信念(思い込み)が変わってそれがきっかけで入塾を決めた生徒さんもいます。
聞けば,初めはわからなかったことが多くて勉強に対して後ろ向きだった中学1年生の男子は,数回の授業で「わかる・できる」ことが楽しいと感じ始めました。
この時はすでに彼の中で勉強はつまらないものという信念はわかると楽しいという新しいものへ書き換えられていました。
だから,その後宿題を出した時には塾の直前に時間に追われて済ませてしまうものではなく,数日前からしっかりやるように行動も変わりました。彼以外にも新しい信念を持った生徒さんはいます。
目的論をベースにした関わり方
実はこれも目的論です。
まず,数ヶ月先に生徒さんにどうなってほしいか,それを私を初め講師たちもそれを共有しています。
目的論的に考えるとそれが実現しやすくなる,これは今までお預かりしてきた生徒さんや私自身がこの目的論的なコーチングを受けて目標を達成した経験からもそうだと言えます。
原因論的になってしまうことが私自身もありますが,塾に来てくれる生徒さんや保護者の方の役に少しでも立てるように目的論的な関わり方を意識してこれからも講師一同接していきたいと思っています。