「なんで勉強しないの?」と声をかけるのではなくて
2019.02.26
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■この投稿を5秒で理解
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✥「なんで勉強しないの?」と声をかけるとまた「勉強していない姿」を見つけることになる。
✥ほんの少しでも勉強をしている例外を探そうと思って,例えば宿題でわからないところをテキトーに済まさないで数分だけでも考えている姿を見つけたら,「よく考えているね」と声をかける。
✥するとまたこの例外を見つけられる。相手を変えるのではなく自分を変える。
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親としては勉強をしてほしいと思うのに,
子どもさんはそうしてくれないということがあります。
職場でもそうかもしれません。
相手にはこんなふうに動いてほしいと思っているのに,
そしてそう伝えているのに,
相手はこちらの希望通り動いてはくれないということがあります。
そんな時に,
「なんで勉強しないの?」と声をかけることがあります。
そう言って,勉強をしてくれたらそれでいいのですが,
そういかないこともあります。
「どうして勉強しないの?」というのは
勉強していないことを指摘する言葉です。
人は意識したものが増えるので,
保護者の方はその後再び,
子どもさんの勉強しないという行動をまた見つけることになります。
※参照
【今日の伊藤塾】意識したものが増える〜今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜
【今日の伊藤塾】カクテルパーティー効果〜今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜
だから,
子どもさんに増えてほしい行動を事前に決めて,
それを見つけたら指摘するということを
「なんで勉強しないの?」と言う代わりにするのがいいです。
例えば,
これまで全く勉強をしてこなかった人に対して,
明日から1日3時間勉強することを期待するというのは難しいです。
理想が1日3時間勉強をすることだとしたら,その理想の未来に近づくためにできる,最初の一歩はなんだろうか,
例えば最初は
「勉強ではなくても読書の時間が増えるといい」
「勉強をしていなくても自分の成績が下がったことを悔しがるだけでもいい」
「宿題でわからないところがあったらいつも飛ばしているのを少しでも調べているだけでもいい」
ということだけでもいいかもしれません。
そんな風に,例外を探して,
それが見つかったら指摘します。
すると,しばらく経つとまたその例外が見つかります。
※参照
これまで生徒さんたちを見てきて思うのは,
相手を変えようと思っても相手は変わらないということです。
変えられるのは自分の関わり方だけです。
※参照
【今日の伊藤塾】「インサイド・アウト」〜今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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