「先回り」は意味があるのか?〜教育とは「待つ」こと〜
2019.03.25
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■この投稿を5秒で理解
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✥大学で教育学の授業を受けていた時,ある教官が「教育とは『待つ』ことです」と言っていた。
✥「親が通わせたいから通塾させる」のではなく「子ども自身が通いたいと言うから通塾させる」という生徒さんの自主性・主体性が大切。
✥勉強に限らず,主体的に取り組む人は成果が出やすい。
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先回りして、
障害を取り除くこと、
それは親が子どもに、
もしくは大切な人にしてあげたくなる自然な感情だと思います。
しかし,
それは「本当に相手のためになっているのだろうか?」と
一度検討してみる必要がありそうです。
結局,「してあげたい」という自分の欲望を満たすためにすぎないのではないか?
保護者の方が学習塾に生徒さんを通わせたいという理由は何でしょうか?
しかし,本当は,
「保護者の方が通わせたいから」ではなくて,
「生徒さん本人が塾に行きたいと言うから」塾に通わせるという姿が
本当のあるべき姿なのだと思います。
大人はこれまで生きてきた中で,
「勉強をしておかないと○○というマイナスなことがある」
ということを経験したことがあるのかもしれません。
そのマイナスの経験を元に,
子どもに同じマイナスの経験をさせないようにと思って,
先回りをして
塾に通うことを説得するのだと思います。
しかし,子どもの方はまだそうしたマイナスの経験がないので,
「どうしてそんなに塾に行くことを親は勧めるのだろうか?」と
疑問に思います。
子どもも鋭いので頭の中では「塾に行った方がいいんだろうな」とはわかっていますが,
心の奥底から納得しているわけではありません。
※参照
【今日の伊藤塾】今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜頭とハート〜
自分が決めたことではない通塾の場合と
自分で通塾することを望んで通塾している場合,
明らかに後者の方が成果を出しやすいです。
成績を上げるためには「理解」と「定着」の2つが必要ですが,
※参照
後者の場合は自分で「定着」の時間を作り,実行していきます。
大学で教育学についての講義を受けている中で,ある教官が
「教育とは『待つ』ことです」
と言っていたのを覚えています。
自主性・主体性を持って勉強すること,それが理想の姿です。
そんな理想を実現できるようにまた生徒さんたちにこれからも関わっていきたいと思います。
※参照
【今日の伊藤塾】今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜馬を水飲み場へ〜
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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