【今日の伊藤塾】今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜事後的に分かる〜
2018.08.31
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■この投稿を5秒で理解
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✥この夏,高2生と漢文「塞翁馬」(ことわざ「人間万事塞翁が馬」の元の話)を精読した。
✥これは,過去のプラス・マイナスどちらの出来事も全ては理想的な未来の自分を作るリソース(資源)になるという考え方(全体論)につながる。
✥その出来事が自分にとってプラスかマイナスかは,実は事後的にしか分からない。
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今年の夏,夏期講習に来てくれた高校2年生がいました。
彼は,英語と古典を勉強しました。
その古典の中で漢文の「塞翁馬」という文章を一緒に精読しました。
今でもことわざとして残っている「人間万事塞翁が馬」という言葉にまつわる話です。
結論から言うと,この「人間万事塞翁が馬」という言葉は,
過去のプラス・マイナスどちらの出来事も全ては理想的な未来の自分を作るリソース(資源)になるという考え方(全体論)につながる
ということです。
漢文「塞翁馬」の話の中では,マイナスと思える出来事が,後にプラスになるということがあります。
また,反対に,プラスと思える出来事が,後にマイナスにつながるということもあります。
例えば,
「飼っていた馬が逃げる」(マイナス)
↓
「他の足が速い馬を一緒に連れて帰ってきた」(プラス)
↓
「その足の速い馬に乗って遊んでいた息子が足の骨を骨折した」(マイナス)
↓
「骨折していたため,戦争があった時に徴兵されずに済んだ」(プラス)
といったようにです。
そういえば,「災い転じて福となす」ということわざもあります。
今回のお話の中で大切なことは何かと言うと,
その出来事がプラスなのかマイナスなのかは,
その時には判断できず,
事後的にしか分からないということです。
そして,もっと言えば,事後的にしか分からないというより,
捉え方を変えれば,
ということです。
「勉強で成績が悪い」という現状があるかもしれません。
しかし,それも,未来の自分から見たら,きっとプラスに捉え直すことができるはずです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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■今日の頑張り・成果
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✥円すいの表面積の求め方,おうぎ形の中心角の求め方が分からなかったが,解説を聞いて自力で解けるようになった。中2
✥一次関数の解き方を忘れているところがあったが,授業の中で思い出せた。中3
✥確率の問題を解けるかどうか不安だった。解いてみたところ,ほとんど自力で解くことができた。中3
✥立体の体積・表面積を求める計算で,基本的なことはできるようになっていた。今回,難しめの問題に挑戦すると,間違うところがあったが,解き方を聞くと理解できた。中3
✥これまで習ったところの漢字を書いて覚えた。小6
などなど。
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