【コラム】2.3%の関わりで主体性を育むためには?
2018.09.26
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■この投稿を5秒で理解
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✥1週間は168時間あり,週2回の通塾で4時間生徒さんたちと接するとすれば,1週間の中で2.3%(168分の4)の時間が私たちが対面して関わることが出来る時間。
✥この時間をどう使うか? それは,残りの97.7%の時間にも「また自分で勉強してみよう」という気持ちになれるようにする。
✥そのために出来ることは,勇気づけ・承認・思い込みの書き換え・目的論的な関わり方だと考えている。
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成績が上がっていく生徒さんたちを見ていると,
彼ら彼女らには共通することがあります。
それは,
「勉強に対して主体的に取り組んでいる」
ということです。
今回は,このことについて書いてみます。
直接関わることができるのは約2.3%の時間
塾に来ている生徒さんたちで一番多いのは週に2回通っているパターンです。
当塾は1日の授業時間が100分間(50分×2)なので,
週に2回通われる生徒さんたちは1週間で200分の時間が私たちが直接面と向かって関わることができる時間です。
1週間で約4時間と仮定してみます。
1日は24時間なので,1週間(7日間)は,24(時間)×7(日)で,168時間になります。
つまり,塾で関わることができる時間は,
168時間の中の4時間ということになります。
これは,約2.3%の割合になります。
この割合は1ヶ月間で計算してみても,同じ割合になります。
そして,この2.3%の時間だけしか勉強をしないという状態だと,
成績をあげることは難しいかもしれません。
だから,残りの約97.7%の時間をどう使うかが大事
だからこそ,残りの97.7%の時間をどう使うかが大切です。
残りの時間の中で,
例えば,
学校の授業の中で「昨日習ったことを使って問題を解いてみよう」とか,
「今日は授業じゃないけど,塾に自習をしに行ってみよう」とか,
ふとした時に「昨日塾で小テストができたのは嬉しかったなぁ。もう一回家でやってみようかなぁ」
といったことを思って,
それを行動に移すことが出来るかどうかが,
成績を上げられるかどうかの別れ道になります。
勇気づけ・承認・思い込みの書き換え・目的論的な関わり方
そんなふうに,
生徒さんたちが,97.7%の時間の使い方を変えられるようにするために,
私が大切だと考えていることは何か?
それは,
勇気づけだったり,
承認の言葉かけだったり,
思い込みを書き換えることだったり,
目的論的な関わり方だったりします。
「また自分で勉強してみよう」
人からコントロールされるのではなく,主体的に動けるようになる気持ちを
生徒さんたちの中に育みたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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