【今日の伊藤塾】「本当にそうなの?」と聞いてみる
2017.08.25
生徒さんにテストや勉強のことを質問すると,「○○はかなり苦手です」とか「こないだの過去問は全然できてませんでした」といったネガティブな返事をもらうことが多いような気がしています。この時にいつも「本当にそうなの?」と尋ねるようにしています。
「苦手って言うけど,本当にそうなの?じゃあ○○の中でもここはどうなの?」とか「全然できてなかったって言うけど,本当にそうなの?ちょっとでもできてたところがあったんじゃないの?」とさらに質問したり,その苦手と言う問題を一緒に解くことやできてなかったと言うテストの解答用紙を見てみたりします。すると,意外なことがわかることが多いです。例えば,苦手と言ってはいたけど,問題を一緒に解いてみると全体の5割は解くことができたり,解答用紙を見てみると全体的にはできていなくても最近塾で習ったところはできていたりします。
そして,そこからスタートして授業の中で少しでも「わかる」「できる」を解消していきます。その積み重ねで「苦手」「できない」という思い込みは少しずつ薄れていき,「わかると楽しいですね」という,考え方が180度逆転してしまうこともよくあります。
日々の授業の中で,一つでも多くの単元,一人でも多くの生徒さんの「苦手」「できない」という思い込みを変えていきたい,そう強く思いながらこれからも授業をし続けみなさんのお役に立っていきたいと思います。