【コラム】「自信を持っているかどうか」が結果に影響する
2018.07.25
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■この投稿を5秒で理解
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✥失敗をした時に,「自分は大丈夫だ」と自信を持っている人は,「今回はたまたまだろう」と考える。
✥しかし,「自分はダメだ」と自信がない人は,「次もきっとダメだろう」と考える。
✥つまり,「自信を持つことができるかどうか」がパフォーマンス・成果・結果に影響する。
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以前,池田貴将さんという方が書いた『図解モチベーション大百科』という本を紹介したことがあります。
読んでみると,「どうしたらやる気が出てくるのか?」という具体的な方法が,実験のデータと一緒に載っていて,読んでいて飽きない本です。
塾の本棚に置いているのですが,生徒さんに紹介してみると,休み時間に読んでいる生徒さんもいます。
今回は,その池田貴将さんのお話から,「思い込み」というテーマで書いてみます。
ある水泳選手たちへの実験
池田さんのメールマガジンからの引用になります。
引用ここから
こんな実験があります。
オリンピックの選考に選ばれるような水泳選手たちが、
「楽観主義」か「悲観主義」か判別するテストを受けました。
その後コーチは、泳ぎ終わった選手たちに、
「実際よりも遅いタイム」を告げました。
もう1度泳がせたところ、
楽観主義者の選手たちは、最初と同じ速さで泳ぎました。
一方、悲観主義者の選手たちは、大幅にタイムが遅くなりました。
引用ここまで
この実験の結果から言えること
ここでは「楽観主義」や「悲観主義」という言葉が使われています。
それらを言い換えるなら,
「楽観主義」とは「自分は大丈夫だと思える人」
「悲観主義」は「自分はダメだと思う人」
ということになると思います。
そして,「自分は大丈夫だと思える人」は高いパフォーマンスを発揮することができ,
「自分はダメだと思う人」はパフォーマンスが下がってしまいやすいということが,この実験結果から言えそうです。
両者にはどのような違いが出るか?
「遅いタイムが出た」という事実があった時に,
「楽観主義」と「悲観主義」の人とでは,どのような違いがあるのでしょうか?
「遅いタイムが出た」という事実が出た時に,
「楽観主義」の人は,「それはたまたまだろう」と考え,
「悲観主義」の人は,「きっと次もまたそうなるだろう」と考えます。
つまり,「一時的なもの」と捉えるか「永続的なもの」と捉えるかという違いが出てきます。
「自分への思い込み」が成果・結果に影響する
こう考えてみると,
「自分は大丈夫だ」と自信を持っている人は,成果・結果を出しやすく,
反対に,
「自分はダメだ」と思っている人は成果・結果を出しにくいということになります。
これはスポーツに限らず,勉強でも同じだと思います。
だからこそ,「自分に自信を持つことができるような関わり方が大切だ」と塾の生徒さんたちと関わりながら日々思うことです。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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