【コラム】稲盛和夫さんの「人生方程式」を勉強で活かす
2018.07.09
この投稿を5秒で理解
・稲盛和夫さんが『働き方』という著書の中で「人生方程式」という考え方を述べている。
・それは,「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というもの。
・これは私が学んだアドラー心理学をベースにしたコーチングの考え方とも通じるところがあり,とても納得できる。
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稲盛和夫さんの本の中で,「人生方程式」という考え方が紹介されています。
それは,
人生・仕事の結果=考え方 × 熱意 × 能力
というものです。
稲盛和夫さんのオフィシャルホームページでも,こちらについて確認することができます。
今回は,この方程式について,私が学んできたアドラー心理学をベースとしたコーチングの考え方をもとに解説をしてみようと思います。
「考え方」について
この「考え方」というのは,コーチングで言うところの「自分軸」に近いものだと思います。
「勉強してどうなりたいのか?」(旅行で例えれば「どこに行きたいのか?」と言う「行先」)や
「なんのために勉強するのか?」(旅行で例えれば「どうして旅行したいのか?」と言う「理由」)
のどちらか,もしくは両方のことです。
これらが「目的」となります。
人によって,そしてその時の案件によって
「行先」が思い浮かべやすいビジョン型か,
「理由」が思い浮かべやすい価値観型かに分かれます。
いずれにしても,こうしたことがしっかりとある状態,それが「目的」を持っている状態です。
コーチングにおいても,まずはこの「目的」を発見することから全てが始まります。
「熱意」について
私なりに解釈すると,この「熱意」とは行動量のことだと思います。
稲盛さんの言われる「考え方」(コーチングで言えば「目的」)がしっかりと定まっているからこそ,
熱意が湧きます。
そして,熱意は自然と行動に現れるはずです。
「目的」を叶えるために,スモール・ステップで,「目標」に小分けしていきます。
そして,その「目標」に向かっての「行動」を日々取っていきます。
この方程式では,掛け算の順番が左から順に「考え方」,「熱意」,「能力」となっています。
これはおそらく偶然ではなく,優先度が高い順番に並べられているのではないかと思います。
コーチングでも,全く同じ優先度です。
まず第一に「考え方」(「目的」発見)があり,
その次に「熱意」(「目標」実現)が来ます。
そう考えると,この方程式は私が学んだコーチングの考え方ととても通じるところがあります。
「能力」について
「能力」とは,辞書に載っているような一般的な意味と捉えることができるだろうと思います。
自分がこれから成し遂げようとすることがどれくらいできるか,
健康であり体力があるか,
知能があるかという意味だと考えられます。
最後に
こうして考えてみると,稲盛さんの言われる人生方程式は,私にはとても納得ができるものでした。
「勉強をして成績をあげる」という場面でも有効な方程式です。
今回の投稿が,読まれた方の何かの参考に少しでもなれば幸いです。
※参考 稲盛和夫OFFICIAL SITE「人生方程式」(https://www.kyocera.co.jp/inamori/philosophy/philosophy03.html)
【引用ここから】
人生・仕事の結果は、考え方×熱意×能力という一つの方程式で表すことができます。
「能力」とは、知能や運動神経、あるいは健康などがこれにあたり、両親あるいは天から与えられたものです。
「能力」に「熱意」という要素が掛かってきます。これも、やる気や覇気のまったくない、無気力で自堕落な人間から、人生や仕事に対して燃えるような情熱を抱き、懸命に努力を重ねる人間まで、やはり個人差があります。
これに「考え方」が掛かってきます。掛け算ですから、マイナスの考え方を持っていれば、「能力」があればあるほど、「熱意」が強ければ強いほど、大きなマイナスになってしまいますプラスの「考え方」を持っていれば、人生・仕事の結果は、さらに高いプラスの値となるのです。
出典:『働き方』
【引用ここまで】
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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【今日の頑張り・成果】
・連立方程式の利用という単元で,%の割合に関する問題があった。その文章を読んで式を立てるということができるようになった。中2
・Program2の英文法のまとめをした。中2
・平方根の計算の仕方でわからないところがあった。しかし,教えてもらうことでその疑問は解決し,練習問題も解けるようになった。中3
・化学変化と原子・分子という単元のまとめ問題を解いたところ,9割の出来でよく理解できていた。中2
などなど。
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