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3.小さな成功体験

【コラム】時には新しい選択をしてみよう〜紙飛行機って1°ずらして飛ばすと…〜

2018.01.15

当塾の塾生の方は,塾にある自習スペース(もしくは空席)を自由に利用することができます。この自習する空間を利用するかどうかは皆さん次第で,自分で決めることができます。こんなふうに,普段は意識しないかもしれませんが,日常生活は選択の連続です。

 

毎日は選択の連続

今述べたように,家に帰ってから,ゲーム,漫画,テレビやインターネットなどの自分の好きなことをすることを選ぶこともできるし,家で勉強したり塾で自習をしたりという勉強することを選べもします。さらにもっと選択する機会の例を挙げれば,例えば勉強すると決めたときに何の教科をするか,何時までするかということも選択できます。つまり,1日の中で多くの選択を人はしているということです。

 

 

「選択」をいつもとは少しだけ変えてみる

塾に来ている人は,「それまでの自分」とは違う自分になりたいと思ったから入塾したはずです。「それまでの自分」と同じ自分でいいのなら,塾に来る必要はないだろうと思います。それならば,1日の中で数多くしている勉強に関する選択もそれまでとは違う選択をしてほしいです。

 

大きく変えることには苦痛が伴うと思うので,少しずつで大丈夫です。例えば,「それまでの自分」は学校の宿題と宅習しかしていなかったのなら,「これからの自分」は「新しく10分間だけ数学の復習をする」とか「塾で1時間だけ自習をしに行ってみる」といった何か新しいことに挑戦してみてください。

 

 

挑戦には期間を設けるといい

さらに,その新しい挑戦には一定の期間を設定するのがおすすめです。例えば1週間なら1週間,3週間なら3週間と決めて,その期間は継続します。そしてその期間が終わったときに,そのチャレンジを振り返って「この新しい習慣は自分にとって何かいいこと(プラス・メリット)があったかなぁ?」と考えてみます。そのときにもしプラスがあったならそれは継続すればよいし,特にプラスがなかったとしたらまた別の挑戦に切り替えてみましょう。

 

例えるなら紙飛行機です。手元で「これまでよりも1°だけ高くして投げてみよう」と決めて投げてみます。手元では数センチ上向きに投げただけであっても,その紙飛行機がまっすぐ進んだ10メートル先では数センチではなく数メートル上の方を飛んでいるはずです。つまり,ちょっとした変化でもそれを積み重ねれば,大きな変化が起きるということです。

 

入塾した皆さんは,新しいことに挑戦し始めた,意欲ある人たちと言えます。「私の場合はどんなチャレンジがいいと思いますか?」などの相談も私伊藤が聴きますので,話がある人は気軽に質問してください。

 

私が学んだコーチングでは“Do something different.”(新しいことをしてみなさい)といって,上に述べたような新しいことに挑戦してみることがすすめられていました。その背景には,「仮説を立てて検証してみる」という実験をしてみないとうまくいくかどうかはわからないという考え方があります。皆さんの新しい小さな一歩がそのさきのみなさんの幸福につながりますようにと祈っています。

 

「私は失敗したことがない。ただ,1万通りのうまくいかない方法を見つけたのだ。」(トーマス・エジソン)

 

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