「人生は道路のようなものだ。一番の近道は,たいてい一番悪い道だ」(フランシス・ベーコン)
2019.05.10
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■この投稿の3行まとめ
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✥「人生は道路のようなものだ。一番の近道は,たいてい一番悪い道だ」(フランシス・ベーコン)
✥「成績を上げる」ことをしたいなら,その分,時間をかける必要がある。
✥「時間をかけない手軽な方法」を採用しても,結局,実力にはならないことがほとんど。
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人生は道路のようなものだ。
一番の近道は,たいてい一番悪い道だ。
(フランシス・ベーコン)
勉強では「理解する」ということが大切です。
「理解する」ためには「考える」時間も必要な時があります。
この「考える」ことが逃げ続ける人は,成績が伸びません。
「考える」という時間は,人が避けたがるものです。
「どうしてこの答えになるのだろうか?」
と疑問を持って考えると時間がかかります。
そこに時間をかけるよりも,
「完璧に理解はできていないけど,なんとくこういう答えになるってことはわかった」
と済ませて,次に取りかかる方が,
どんどん勉強を進めていくことができるからです。
私も「考える」ことから逃げて,
「どんどん問題集を先に進めていきたい」
と思うことはあります。
しかし,長い目で見てみると,
自分が避けたところを理解していた方が
後になって出てくる問題を解くときに理解するのが速くなる
ということがあります。
例えば,数学Ⅰの2次関数と2次方程式の単元では,
2次関数がx軸と交差する点と2次方程式の解とが対応します。
「成績を上げたい」のであれば,
「理解する」,言い換えれば「考える」時間を
増やすことが大切です。
「わかっていてもそれができない」というのは,
「ダイエットしたいと思っているけど,ついつい食べ過ぎてしまう」
「お酒・タバコをやめようと思っているけど,習慣でやめられない」
ということと似ています。
成績を上げたいのなら,
別に塾に通わなくても,
新たに自分で勉強する時間を増やせばいいだけです。
ダイエットをしようと思ったら,絶対にジムに入会しないといけないわけではないです。
自分で食事の量を減らしたり,運動をしたりすればいいのと同じです。
「勉強をしたい」と思っているけど,それができないという理由は,
勉強をする目的が見つかっていないから,
目的があったとしてもそれが希薄だからです。
「勉強してどうなりたいのか?」(行き先)
「なんのために勉強するのか?」(理由)
これらについてどれだけその人が自分の言葉で答えることができるかどうか,
それが目的意識の強さ,情熱・夢・熱意の強さです。
ダイエットでも禁酒・禁煙でも同じです。
もし成績を上げたいのであれば,
自分の目的に気づき,
時間をかけること,
この2つが大切です。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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