成績が良い人・そうでない人の勉強への取り組み方の違い〜選択式問題編〜
2019.03.27
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■この投稿を5秒で理解
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✥勉強を「こなす」だけの人は,勉強をする目的を持っていないからそうしてしまう。
✥目的があれば「次も正解したい」と思うから,選択肢の問題であっても「この選択肢は○○だから合っている」「これは□□だから違う」と理由付けをしていく。
✥目的がなければ正解不正解で一喜一憂するだけ。目的を見つけ,自分の時間を大切に。
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勉強を,単に「こなす」だけでは意味がありません。
例えば宅習でも,生徒さんたちの中には,
宅習が「単なる作業」となっていて,
理解したり覚えたりするための機会になっていない瞬間を目にすることがあります。
正直に言えば,私自身も過去はそうでした。
その時,私には自覚がありました。
「ちゃんと理解するとか覚えるためにしないと,
この宅習は意味がない」
と気づいてはいました。
しかし,勉強する目的ややる気がなかった私は,
そのまま意味がない勉強を続けていました。
宅習だけには留まりません。
例えば,英語の文法問題で,
選択肢から答えを選ぶ問題があったとします。
「こなす」人は,
正解していればそれでオッケーで,
よくて間違えているところを見直すだけです。
偶然正解した問題は見直すわけもないです。
ただその時間が過ぎ去れば良いという気持ちが強いので。
しかし,目的があり,やる気がある人が同じ問題を勉強すると違った取り組み方をします。
※参照
選択肢が①〜④までの4つあったとします。
その一つ一つに,
「どうしてそれは正解と言えるのか」
「どうしてそれは答えにはならないのか」
「この設問を通して出題者が問おうとしていることはなんのか」
(例えば,「この問題は,『時や条件を表す副詞節の中では未来を表す内容であっても動詞は現在形を使うこと』を理解しているかを問おうとしているんだな」と考える)
という理由探しをしていきます。
そして,偶然正解している問題があれば,
「合っていたからいいや」で済ませずに,
「どういう理由でこれが正解となるのか」を正しく理解しようと努めます。
こうしたことをするのは,
「次も正解したいから」
です。
「今回偶然正解していたから,それでいいや」
とは思っていないからです。
時々,「勉強の仕方がわかりません」というご質問を受けますが,
※参照
【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答①〜1冊を3周する〜
【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答②〜インプットよりもアウトプット〜
【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答③〜予習よりも復習〜
【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答④〜ノートの取り方〜
【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答⑤〜目的を自覚する〜
勉強の方法というのはそんなに難しいことではないと思います。
「次も正解したい」
「なぜなら,自分には○○という勉強する目的があるから」
という心構えがあれば,
自分でも勉強の方法がわかるはずです。
本気で取り組みたいと思えば,
歯を磨いている時間であっても,
単語帳を見て英単語を覚えるという工夫を思いつくのではないでしょうか。
スマホを持っている人ならわかると思いますが,
日常のふとしたスキマ時間で今はスマホを見る人が多いです。私もそうです。
そんな風にスマホを見る5分でも10分でも,参考書を読む時間に変えるということは,
「本気で成績を上げたい」と思う人なら自然と思いつくだろうと思います。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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