【コラム】勉強を始める前にしたらいいひと工夫
2018.01.13
勉強を終えたときに,「まだあれもしないとなぁ」とか「なんだか今ひとつ充実感がないなぁ」ということを感じたことはないでしょうか?
もしそんな気分になったことがあるとすれば,勉強をする前にひと工夫することで変化があるはずです。
勉強が終わったときの気持ちを想像してみる
勉強前に何をするかというと,それは「勉強が終わったときに何ができていれば自分は充実感を感じているだろうか?」と考えてみることです。もっと言えば,勉強が終わったときの気持ちが充実感でなく,「今日はやりきったなぁ」という達成感を感じていたかったり,「今週は暗記をたくさんしてきたけどこれまでのことを全部覚えているかどうかを確認して安心していたいなぁ」と安心感を感じていたかったりするなら,まずはその気持ちの設定からしてみるとよいです。
塾生さんたちに話を聞くと,「今日何をしないといけないか?」というTo Doリストは作るようです。それが全て終わったときには満足感が得られますが,そうでない場合には「やり残した残念な気持ち」や「翌日に積み重なり負担が増えて少し気が重くなる」といった感情になるようです。そして,その小さいストレスの積み重なりが様々な不満(自分への不満=自己嫌悪や他者への不満=他者批判)へとつながることもあります。
その日の充実感が翌日のやる気をくれる
毎日,勉強を頑張っているならその日を終えたときに,残念な気持ちよりも「今日もよくやったなぁ」という気持ちの方がいいはずです。それが明日以降も勉強を続けるモチベーションになります。だから,1日の終わりに暗い気持ちになりやすいという人は,上に書いたような「勉強が終わった後にどんな気持ちになっていたいか? そしてその気持ちになるためには今日の勉強時間で何をしたよいか?」と考えてみてください。
私も塾生のみなさんと同じように毎日,5教科の勉強,入試過去問の研究,コーチングの勉強をしています。毎日飽きずに続けられるのは,いつも真剣に授業を聞いてくれるみなさんがいるからというのと,上に書いた日々の充実感を意識しているからです。みなさんはいつもよく頑張っています。ぜひ勉強前に気持ちの設定をして,勉強が終わった後は「自分は今日よくやったなぁ」と充実感を味わいながら1日を終わってもらえればと思います。