【今日の伊藤塾】目標を立てたけど,三日坊主で終わりそうな時にはどうしたらいい?
2018.01.09
目標を立てる時にみなさんはどんなふうに目標を決めているでしょうか? 例えば番数を基準にする時には,現在の順位よりも少し上の順位を目標にするという人が多いのではないでしょうか? もちろん,ベイビーステップ(スモールステップ)で段階的に成績を上げていくという進め方もいい方法です。そして,そんなふうに目標の番数を決めたり,目標の点数を決めるということは基準が明らかになるので必要なことだと私も思います。
しかし,もしもその目標の立て方で自分の心が動かなかったりワクワクしないのであれば,番数や点数を設定するよりも前にすることがあります。
それは,自分がその番数や点数を取った時のことを想像してみることです。具体的に5W1Hで思い描き,その時の感情も想像してみます。その目標を達成した時に,だれ(who)が周りにいるのか(例えば「家の人がいる」など),いつ(when)なのか(例えば「成績表を受け取った日の夜」など),どこ(where)にいるのか(例えば「自宅にいて,家の人の近くに立っている」など),何(what)をしているのか(例えば「家の人に番数が上がった成績表を見せている」など),どうして(why)それをしているのか(例えば「家の人に成績が上がったことを伝えるために」など),そしてどんなふうに(how)それをしているのか(例えば「家の人が忙しくない時を見計らって落ち着いた時にそばに寄って『ほら成績上がったよ』と言いながら見せている」など)というふうに想像してみます。そしてその時の自分の気持ちはどうなのか(例えば「家の人も喜んでくれて自分も嬉しくなっている」など)というのも考えてみます。
せっかく取り組む目標なら気持ちがワクワクして楽しみになるものがよいと思います。私の体験談をお伝えすると,番数をあげるたいという気持ちには,自己紹介のページで書いている通り家の人への申し訳なさというのもありましたが,そのほかにも「この番数(後ろに10人くらいしかいない)から成績上位者になれば友だちをあっと驚かせることができる,その驚いた顔が見たい(当時の私の学校では上位20名は名前が張り出されていました)」という気持ちもありました。この「みんなを驚かせたい」という気持ちも私を行動へと駆り立ててくれました。
何か目標を立てて頑張ろうという方は,もしその目標がワクワクしないものであればぜひ上に書いたようなことをイメージしてみるのはいかがでしょうか。