【コラム】「自分で決めて行動(勉強)する」,それにはものすごく大事な意味がある
2018.01.16
今日は嬉しいことがありました。
塾生のある中学3年生が教室に入って来たときに「先生,この間習った代名詞全部覚えてきましたよ」と言ってくれたことです。
この代名詞は前回教えたときにまだ少し完璧でない部分があったのですが,本人はそれを完璧にしてきたということでした。
「自分で決めて行動し,それが上手くいく」ことが最大の勇気づけ
これは個人的には嬉しいことです。
こちらからの強制や押しつけで勉強をさせられた結果覚えたのではなく,
自発的に取り組んだことがいいことです。
受験生という期間限定での勉強をするモードなのかもしれないですが,自分で決めて行動するということに大きな意味があります。
今日の彼の表情からは,今まで英語の時間にはあまり見られなかった自信が見て取れました。
現に「覚えたので今日は自慢しに来ました」とも言っていました。
このような,自分で決めて行動し,その結果それがうまくいったということが本人にとって最も効果が高い勇気づけになります。
おそらくこの勇気づけができた彼は,今後も自発的に英語の勉強をするだろうと思います。
このように「ほめる・叱る」よりも勇気づけすることが私の学んだ,アドラー心理学をベースとするコーチングでは推奨されていました。
行動を続けることで,自信がつき,思い込みが変わる
自分に自信を持つこと(=セルフ・イメージが高まること),これまでの思い込み(信念)が書き換わること(「英語って難しい」から「わかり出したら楽しいかも」へ)が,まず私が一人ひとりの生徒さんたちに引き起こしたいことです。
そして,他人と比べないで,昨日(これまで)の自分と比べていまの自分の方がより好きになっていたり,
学校の授業についていけなくて授業がつまらないと感じていたのがわかるようになってきて授業が楽しくなったりもしてほしいことです。
そうすることで,その生徒さんの生活が少しでも楽しくなり,その楽しさや幸せがまるで池に小石を投げたときにできる波紋のように広がっていき,部活動や友人関係も好調になり,それが波及して勉強自体も楽しくなる,好きになる生徒さんをこの先一人でも多くしていくこと,それが私のしたいことです。
勉強という生徒さんたちには学校生活の大きな比重を占めることを通じて,一人でも多く,少しでもたくさんの幸福度をあげることに貢献したいと考えています。