【今日の伊藤塾】覚えたいならもっとアウトプットの回数を増やして
2017.11.29
授業以外で自習スペースに来て勉強している生徒さんを見かけます。
受験生はよく暗記モノを勉強しています。それを見ていてよく思うのは,もっとアウトプットする回数を増やした方がいいということです。
勉強の様子を見ていると,インプットする(理解したり覚えようとする)時間が多くて,アウトプットする(ひとまず覚えたことを書いたり言ったりして表現する)時間が少ないです。
私自身がモノを覚える時の経験や指導している生徒さんたちの様子を見ていると,7:3の割合でアウトプットの時間を多くした方がより短い時間で多くのことを覚えやすいです。
ある中学3年生の女子生徒は,社会の知識を覚えることが苦手でした。それでも,以前に紹介した方法(過去の記事はこちら)でアウトプットを多くしてみたところ,いつも以上の効果がありました。また,いつもは翌日に前日覚えたことを確認すると約5割くらいしか覚えていなかったところが,アウトプットを多くすると約8割まで覚えた量が増えていました。
また,ある程度漢字を書ける生徒さんなら,書いて覚えずに言って覚えた方が効率が高まりやすいというのも実感しています。何か参考になれば幸いです。