教える側も常に学び続ける〜凡事徹底〜
2017.11.27
教わる側の人だけでなく,教える側の人も教わっている,もしくは学んでいる状態であることが大事だと思います。それはなぜか? 理由は,教わったり学んだりしていると,相手(教わる側)の立場の気持ちを想像することができるからです。
相手がわからなくて困っている時の気持ちを想像することができます。教わる側が,教わる時や学ぶ時の気持ちを忘れてしまうと,相手(生徒さん)が理解できないときに「どうしてこれがわからないんだろう?」と思ったり「今の自分の説明だとわからなかったみたいだから,わかってもらえるように別の説明の仕方はないかなぁ」と工夫できなかったりします。
私が学んだコーチングでも,「相手の関心に関心を持つ」態度を大切にしています。「どうしてこの説明でわからないんだろう?」というのは実は自分に関心が向いています。本当に相手(生徒さん)に関心が向いているときには「今相手が困っていることは何だろう?」「どう説明したら相手がわかってくれるだろう?」「どう声をかけたり質問したりしたら相手のやる気が出てくるだろう?」と考えるはずです。
こういったことに関係する,以前にいた職場で聞いて今でも覚えている言葉があります。
「教える側(先生)にとっては何度も教えていることでも,教わる側(生徒さん)にとっては初めてのことだから,授業をするときには飽きた気持ちではなくて新鮮な気持ちで教えるべきだ」
当たり前のことですが,また今週も当たり前のことを当たり前に取り組んでいきます。