【今日の伊藤塾】「わからない・できない」自分も認めてあげる
2017.11.14
問題を解いたり教えてもらったりして,自分は「わかる・できる」と思っていたのに,小テストをしてみると意外にも「わかっていなかった・できなかった」ということがあるかもしれません。
過去を振り返ってみると,私も中学生や高校生だった時に同じようなことがありました。そして,自信がなくなったりできない自分に腹が立ったり,もしくは諦めてしまったりすることもありました。
現在,仕事をしている中でも自分の思い通りにならなかったり期待した結果にならなかったりすることはあります。そして,そういうった外部の環境や結果が,自分の気持ちに影響を及ぼして,「あぁ,どうしてうまくいかないんだろう」「どうしてできなかったんだろう」とつい自分を責めてしまいがちです。
こうした投稿や生徒さんへの関わりの中で,「目的論的に関わることが大切です」と発信(過去の記事はこちら)していながら,それを言ってる自分が自分に原因論をしてしまうことがあります。
そういう時には,まず「自分で自分を責めている自分」に気づくことが必要です。そして気づけば,「じゃあこれからどうしたらいいか?」と建設的な考えにつなげやすいはずです。
もしも,過去の中学生や高校生だった頃に戻って過去の自分にアドバイスできるとしたら,「自分で自分を俯瞰して見るといいよ」「自分を責めるよりこれからどうしたらを考えることにエネルギーを使った方が建設的だよ」と伝えます。
近隣の中学校では今週が定期テストのある期間でした。テストが終わったら振り返りをするかもしれません。できた自分もできなかった自分も認めてあげて,また次の新しい一歩に目を向けていければと思います。