【今日の伊藤塾】「明日」よりも「今」できる勉強をする
2017.10.28
人間関係の中で「相手に増えてほしい行動」を指摘すると相手にその行動が増えていくのが目的論(過去の記事はコチラ)と説明してきました。それを対人ではなく,対自分でやってみると,自分の「ダメなところ・悪いところ・できていないところ」ではなく「ステキなところ・良いところ・できているところ」に注目していくということになります。
「○番以内に入っていたい」「数学で○点以上取りたい」「英語のリスニングで満点取りたい」という理想がそれぞれあると思います。それが達成できた時にだけ自分を認めるのではなく,日々の小さなことでも,その理想に近づく一歩が踏めた時にももっと自分を認めて労って喜んでいいと思います。
すでにやる気があり,向上心が強くて現状よりもさらに上を目指すという気持ちが強い生徒さんだったら「いや,まだまだです!」と言ってさらに上を目指すのもいいと思います。
しかし,まだそんなにやる気が育っていなくて,自信もあんまりないという状態の生徒さんであれば,日々の小さな課題を達成できたことに喜びを感じながら勉強していくのがいいでしょう。「毎日喜びながら,嬉しがりながら勉強をしていくと,自然と数ヶ月後に成果が出ている」というのが一番続けやすく,結果的に自分のやる気や自信につながるはずです。