【コラム】「失敗」しても「大丈夫」
2017.10.19
授業で教えている中で,間違うことを怖がったり自信がなさそうにしていたりする生徒さんがいます。私自身も何かを怖がったり自信がなかったりすることがあります。一時的にそうなった時に,どんなふうに考えるとまた前向きに進んで行くことができるでしょうか?
失敗しても大丈夫
実は,失敗しても大丈夫です。失敗することについての名言は世の中にたくさんあります。
「雨が降れば傘をさす。こけたら立ちなはれ。」(松下幸之助)
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」(トーマス・エジソン)
「私は失敗をしない若者を、あまり信用しない。何もしていないことを証明するようなものじゃないか。」(大橋洋治)
こういった言葉は,私たちの捉え方を変換してくれます。「問題を解けなかった」という出来事が起きたときに「失敗した」と解釈するか,エジソンのように「うまく行かない方法を見つけた」と解釈するか,このどちらかを私たちは選ぶことができるとまず気づくことが大事だと思います。
「暗いまま続ける」か「明るく頑張る」かは選び直せる
いつも「失敗したなぁ」と解釈して「やっぱり私はできないなぁ」とネガティブな考えの流れに入っていくか,「うまく行かない方法を見つけた」と解釈して「じゃあ次はどうしたらいいか」とポジティブな未来に向かっての思考の流れに入っていくかは,自分で選ぶことができるということです。
失敗ってなに?
また,失敗とはなんでしょうか? 今,失敗と思うことを,1年後,5年後,10年後と時間が経った時にはどう捉えているでしょうか? ある人は,今の失敗をすでに忘れているかもしれないし,またある人はあの失敗があったからこそ今の自分があると思えているかもしれません。例えば,皆さんは1年前に失敗したり問題だと思ったりしていたことを覚えているでしょうか?
過去に「捉え方を変えてみよう」という記事を投稿しました。今回の記事はそれと共通するところが多いです。
毎日の自分の考えが行動を決める
私たちの行動は日常の私たちの思考が決定しています。その思考の道具になるのが言葉です。どんな風に言葉を使うかでそのさきの未来が変わってきます。
「人間の体は食べ物で作られる。心は聞いた言葉で作られる。未来は話した言葉で作られる。」(北原照久)