「読んで納得した」レベルでの理解と「人に説明できるレベル」での理解の差
2020.05.02
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■この投稿の3行まとめ
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✥「理解する」と言っても,その理解の深さの度合いはいくつかある。
✥参考書を読み,「個人的に納得した」というレベルよりも,それを「人に説明できる」というレベルに達している方が理解が深い。
✥多くの場合,参考書を1周しただけでは,「人に説明できる」レベルまでは到達していない。こうした深いレベルでの理解をしている人が入試でより多くの問題を解くことができる。
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「参考書を1周する」というのは,
私にとっては,単なる始まりに過ぎませんでした。
青チャートにしてもネクステにしても,
単に1周しただけで,
その参考書の中に書かれていることを全て暗記できたのかと言われたら,
全てを吸収した自信はありませんでした。
そのため,2周,3周と回数を重ね,
なるべく全てを吸収しようと試みました。
2周,3周と回数を重ねていくことで,
少しずつ「読んでもしくは聞いて納得するレベル」だったものが,
「人に説明できるレベル」で理解することができるようになっていきました。
入試で,いつもよりも少し緊張しているかもしれない心理状態で,
制限時間内に問題に答えていくためには,
浅い理解だと,時間がかかり過ぎたりそもそも問いに答えることができなかったりします。
深い理解をしてる方が,なるべく早く,そしてより多くの問いに答えられる可能性が高いです。
「1冊を徹底的に理解する」という勉強法は,
私自身,実践してみてとても効果がある勉強の仕方だと感じます。
受験生の心理としては,
いろいろと他の参考書に手を出したくなるという気持ちもわかるのですが,
私の場合は「1冊に徹する」という方法が力をつけてくれました。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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