「別の人間に仕立てようというような不可能なことを、相手に要求してはならない。」(トルストイ)
2019.08.28
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■この投稿の3行まとめ
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✥「別の人間に仕立てようというような不可能なことを、相手に要求してはならない。」(トルストイ)
✥相手を自分の思いのままに操作することはできない。例えば,勉強しない子どもに「勉強しろ」と命令しても,いやいや勉強するなら成果は出ない。大人だって,「英単語500個覚えろ」と命令されたらどうか。
✥言えることは2つ。一つは,目的があれば勉強も毎日継続できるということ。もう一つは,相手に行動を変えて欲しかったらまずは相手の今の気持ち・考えをよく聴いて理解しようと努めること。
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別の人間に仕立てようというような不可能なことを、
相手に要求してはならない。
(トルストイ)
「相手を変えることはできない」と思います。
勉強したくないという気持ちの生徒さんに,
勉強しろと命令してもほとんど効果がない,成果が出ないということは,
これまでを振り返ってみるとわかります。
成績を上げるためにまず大切なことは,
勉強をする本人が,
勉強する目的を持っていることです。
目的を持っていれば,行動が主体的になります。
その主体性が成果を導きます。
大人の場合でも,
いやいややっている業務・作業をした経験がある方はわかるかと思いますが,
いやいややっている限り,その仕事には緻密さが無くなります。
その緻密さが勉強では必要です。
受験勉強とは,理解と暗記の連続であり,
正しく隅々まで理解するために緻密さが必要であり,
また,復習計画・勉強計画を立てる時にも緻密さは必要です。
もし,勉強をしてほしいと思う相手がいるとしたら,
まずは,その相手の今の気持ち,状況,興味があることなどを
理解しようと傾聴することです。
始めから「この話が終わったら勉強するという方向に説得しよう」という意識で
コミュニケーションを始めるのではありません。
説得モードで話をされると,相手の心は開かれません。
こちらの話を聞かないで一方的に営業トークばかりをしてくる営業マンの方と
接した経験がある方は,自分の心が開かないということを経験したことがあるかもしれません。
自分の「勉強してほしい」ということを理解してもらいたかったら,
まずはこちらが先に相手のことを理解しようと努めることです。
順番を間違えないことです。
お読みになった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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