【コラム】国語の解答って無限なの?
2017.09.18
今日も生徒さんたちはそれぞれに頑張りました。そんな中で今日実際にあった質問に私がどう答えたかを今回はご紹介します。
国語にまつわる疑問
中学3年生のある男子は,今日は国語を勉強しました。小説の問題を解き,採点し,間違った部分の解説を受けていると,とある疑問が湧いたようです。
国語の答えって無限にある?
解説を聞いたあとで,「何か質問はないですか?」とたずねると,しばらく黙って考えたあとで次のように言いました。「この答えって無限にありませんか?」
彼の疑問への私の答え
私は彼にそれは半分正解で半分は違うと答えました。それはどういうことか。例えば,「Aさんが怒鳴った」に傍線が付いていて「この時のAさんの心情を答えなさい」であれば,「怒る」「腹が立つ」「憎む」「恨む」など,「怒鳴る」という行動をとっている時の心情と対応する気持ちだったらマルがもらえると思います。そういう意味では,記述式では解答に幅があると言えます。この意味では彼が言った「国語の答えは無限にある」という意味には賛成できます。
国語の答えがある意味無限ではないと思う私の理由
ですが,「怒鳴る」時の心情として「嬉しい」「楽しい」「喜ぶ」などはさすがに違うとほとんどの人が違うと思うのではないでしょうか。こういった「この心情表現は除外されるに違いない」というものがあるという意味で,国語の解答は無限ではないと私は彼に伝えました。
まとめ
心情説明の場合,人物の心情の表現の仕方である程度は幅があります。しかし,「この心情はさすがに違う」というものも一方であります。
また近々,この解説の続きとして,心情にある程度の幅がってもいいことはわかったが,具体的にはどのような答えを書けばよいのかについてお伝えできればと思います。今回お伝えした内容が少しでもお役に立てば幸いです。