暗記の仕方〜『誰でもできるストーリー式記憶方』(山口真由著)より〜
2019.02.19
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■この投稿を5秒で理解
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✥この本の中で暗記の仕方が紹介されていた。簡単にまとめると,英単語のような短いものを覚えるときには「書く」ことをして覚えてもいい。
✥しかし,長いものを暗記するときには「書く」のではなく,最初は「読む」(黙読→音読)ことをして覚えるのがいい。
✥それは,「読む」ことの方が負荷が少なく,効率性が高いからだと述べられている。
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この本は以前にも数学の勉強法のところで紹介したことがあります。
※参照
「基礎的な問題の『流れ』をしっかり覚えるほうがむしろ正解」〜数学の勉強法〜
この本の中では記憶の仕方が様々に書かれています。
その中で,塾でも行なっている暗記の仕方と似ていることが書かれていました。
その方法が,勉強を頑張っている方の何かの参考になるかもしれないと思って,
今回はこの本の中での方法を紹介してみます。
本の中の中では,
アウトプットの仕方を「話す」と「書く」とに分けており,
それらについて次のように書かれています。
※引用ここから
次に,同じアウトプット型の動作でも,「話す」と「書く」は,そのスピードにおいて圧倒的な差があります。試しに,ある短い文章を「話して」,それから「書いて」その速度を比べてみてください。「書く」という動作は最も負荷が高い反面,スピードへの影響が著しく大きい動作です。
※引用ここまで
そして,英単語などの短いものは書いて覚えてもよいとした上で,
ある程度の長いものを暗記しようと思えば,
最初から「書く」ということをしない方がいいと述べられています。
※引用ここから
記憶ゼロの段階で負荷の高い方法に飛びつくのは,非常に効率が悪い。負荷の少ない動作を繰り返すことからはじめて,ある程度,輪郭をつかんだ段階で負荷の高い動作に移行するほうが,断然,効率性が高いのです。
具体的には,はじめは黙読から始めましょう。これは目を使って読むだけです。次に,声に出して音読します。これによって口で話し,耳を使って聞く動作がプラスされます。さらに,概ね暗唱できるようになってはじめて,書く動作を取り入れましょう。これによって,手で書き,それを目で見る動作がプラスされます。
※引用ここまで
最初から書かないこと,最初は読むことから始めることが大切ということです。
私が中学生や高校生だった頃は,書いて覚えるということをしていました。
今暗記をするときには,この本にあるように読んで覚えるということを最初にしています。
これと同じように,
塾でも最初は「話す」,「言って覚える(音読)」ということをしています。
※参照
【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答②〜インプットよりもアウトプット〜
お読みなった方の何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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