学びが多かった夏

今日で8月が終わり，当塾の夏期講習も終わりになりました。

この約1ヶ月間を振り返ってみると，「できたこと」と「こうするともっとよくなる」というのが見えてきました。

できたことは，この期間，まずは私自身がいい心の状態で生徒さんに接することができたことです。近くの神社への参拝，瞑想，そして自分自身がコーチングを週に1回受けたことなどのおかげで，何か予想していなかったことがあったも，その時の感情に振り回されずに対処できることが多かったと思います。

そして，常に目的論的に生徒さんに今後増えてほしい行動を探して指摘したり，いいところを探してそれを伝えたりするようにしました。その意図は，今後もその行動を続けてほしいからでした。いいところを探せば，誰にでも必ず見つけることができ，もしかすると私の特技は相手のいいところをよく見つけられることかもしれないと思ったこの夏でした。

また，全ての生徒さんに授業前に3分程度の面談をして，現状のヒヤリングと今日の目標を一緒に決めました。その目標に向けて授業の100分間を使い，授業が終わった時にどれくらい達成できたかをまた確認しました。そのほとんどで成果を出すことができました。教えて終わりではなく，小テストを行って，客観的にどれくらい伸びたかを見える化し，生徒さんも教える側もお互いに伸びたことを実感できました。

生徒さんの「苦手だなぁ」という思い込みを外すことにも力を入れました。ほとんどの生徒さんに対して何か一つは思い込みを外すことができたと思っています。

今後は，この夏に取り組んだことを継続していき，やる気の引き出し方や継続について研究・実践を重ね，講師たちと一緒にそのスキルを向上させていきます。

私自身，この夏に生徒さんと日々を過ごすことでとてもたくさんのことを気づかせてもらい，学ばせてもらいました。「生徒さんはこんなに真面目に勉強しているんだ，自分も見習わないとなぁ」「自分はちょっとおっくうに思う仕事はつい後回しにしてしまいがちだけど，この生徒さんは今まさに自分なら後回しにするような苦手な教科を頑張ってるんだよなぁ，すごいなぁ」「机の上の消しゴムのカスを拾って捨ててくれたり丁寧な言葉遣いをしてくれたり，礼儀正しいなぁ」など，みなさんが頑張るその姿から私もとてもいい刺激・影響・力・この仕事へのやる気をもらいました。感謝しています。ありがとう。

明日からは9月。この夏に体験授業を終えて9月から新たに塾生になる生徒さんも増えました。みんな一緒にこれからも楽しく真剣に頑張っていきましょう。