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3.小さな成功体験

【コラム】ピグマリオン効果×認知論×目的論

2018.06.04

この投稿を5秒で理解

ピグマリオン効果とは,一言で言えば,「相手はこちらが見なしたような存在になる」ということ。

認知論とは,一言で言えば,「人は自分の『見たいもの』を見る」ということ。

・コーチは,この二つを踏まえた上で,相手が目指したいゴールに向かって目的論的な関わり方をしていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

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自分の周りにいる人のなかで,

 

 

 

 

「相手がこんなふうに変わってくれるといい」

 

 

 

と思うことはないでしょうか?

 

 

 

 

冷たい言い方になるかもしれないですが,もしその変わってほしい人と関わりを持つ必要がなければ,その人との関係を断ち切るというのが一番楽だろうと思います。

 

 

 

 

 

 

しかし,中には関係を今後も続ける必要がある人もいます。

 

 

 

 

そして,その人に変わってほしいと思う人がいると思います。

 

 

 

 

 

私にもいます。

 

 

 

 

職場で言えば生徒さんや講師たちなどです。

 

 

 

 

自分の家族にもいます。

 

 

 

 

 

正直に言えば,家族関係にある人を変えようとするのはとても難しいと感じます。

 

 

 

 

 

こんなふうに,相手の行動を変えていくためにはどうしたらよいかということについて今回はお伝えします。

 

 

 

 

ピグマリオン効果

 

もしかすると,既にピグマリオン効果という言葉を聞いたことがある人がいるかもしれません。

 

 

 

 

ピグマリオン効果とは,一言で言えば,「相手はこちらが見なしたような存在になる」(過去の投稿はこちらこちら

 

 

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

例えば,

 

 

 

 

「この生徒は不真面目だなぁ」と先生が思えば,その生徒はその先生の前では不真面目な態度を取り続けます。

 

 

 

 

反対に,「この生徒は真面目だなぁ」と先生が思えば,その生徒は,例え初期の段階で不真面目な態度があったとしてもその先生の前では真面目な態度を取り続けます。

 

 

 

 

 

過去の私の実体験として,私は不真面目な時がありました。

 

 

 

 

その時は,「自分はこの先生から不真面目ってレッテルを貼られているはず」と私はずっと思い続けていました。

 

 

 

 

また,生徒さんたちの話を聞いてみても,過去の私の実体験と同じような話を聞きます。

 

 

 

 

 

人は「見たいもの」を見る

 

なぜ「相手はこちらが見なしたような存在になる」のか?

 

 

 

 

その答えは,人は世の中の出来事をあるがままに見ることはできず自分の主観(思い込み)を通して物事を見ているからだと思います。

 

 

 

 

いわば,色メガネをかけて世の中を見ているということになります。

 

 

 

ピンク色の色メガネをかけている人は,世の中がピンク色がかって見えるし,

 

 

 

 

 

オレンジ色の色メガネをかけている人は,オレンジ色がかって見えます。

 

 

 

 

例えば,「数学ってつまんない」という色メガネをもつ人は,

 

 

 

 

新しい単元を習ったとしても,数学の「つまんない」要素を発見します。

 

 

 

 

たとえ,いくつか「わかる・できる」問題があったとしても,それよりも自分の「わからなかった・できなかった」部分に目が行きやすくなります。

 

 

 

 

反対に,「数学は楽しい」とか「数学って理解したらできる」という色メガネを持っている人は,また「楽しさ」や「できるようになった」ことを発見します。

 

 

 

 

たとえ,途中で難しい問題があったとしても,「それは例外でしょ」と判断して,自分のできているところを見つけます。

 

 

 

 

 

 

だから,コーチは目的論で関わる

 

そのため,教える側の立場の人は,上に書いたピグマリオン効果や認知論(人は「見たいもの」を見る)について理解をしておく必要があります。

 

 

 

 

 

そして,その上で,生徒さんとの関わり方の基本は,目的論を採用する方が良いと考えています(原因論を採用した方がいい場合もあります)。

 

 

 

 

 

目的論とは,今回の場合だと,「こうなってほしい」という理想の未来に向かってそこに意識やエネルギーを注ぐことだと言えます。

 

 

 

 

 

まずは生徒さんや保護者の方との三者面談のなかで,

 

 

 

 

 

「こうなってほしい」という理想の未来とは何か?

 

 

 

 

 

について考えていきます。

 

 

 

 

 

そして,それが少しずつ明らかになってきたら,

 

 

 

 

コーチの側は,その理想の姿と近い行動やそれにつながるような行動を相手の中に発見した時にそれを指摘します

 

 

 

 

 

この指摘を何回も何回も続けていきます

 

 

 

 

 

観察するたびに,認知論のところで書いたように,

 

 

 

 

 

相手の中にはきっと理想に近い行動やそれにつながる行動をするはずだ」という前提をもって

 

 

 

 

相手の様子を見ます。

 

 

 

 

 

「きっと生徒は理想の行動を取れないはず」という前提(思い込み)がコーチの中にあれば,ずっと発見されないままです。

 

 

 

 

 

まるで一滴一滴の水を垂らしていくと,いつかは石にも穴があくように,

 

 

 

 

生徒さんと会うたびに目的論的な関わり方をしていきます。

 

 

 

 

 

実際に,こうした関わり方の結果,生徒さんにいい影響が出ているという実感があります。

 

 

 

 

 

いつもよりも長文になってしまいました。

 

 

 

 

これを読まれた方の何かの参考になれば幸いです。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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【今日の頑張り・成果】

・確率や資料の傾向などの中学1・2年生の復習ができた。中3

・連立方程式の解き方でわからないところがあったが,それを解決できた。中2

・分数どうしの割り算の仕方を理解し,計算間違いが無いように正確に計算できた。小6

・化学反応式でわからないところがあったが,それを解決できた。中2

・中学1,2年生の英文法の復習ができた。中3

などなど。

 

 

 

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