【コラム】勉強の仕方は?〜「繰り返す」が大事〜
2018.03.12
要点
・例外はあるが、「覚える」ためには「繰り返す」ことが必要。
・おすすめの方法は、「これだっ!」と思う参考書を1冊決めてそれを3周するまで解く。
・「覚えた!」の基準は、「友達にスラスラと説明できるかどうか?」で判断する。
・過去の投稿「暗記について〜『勉強の仕方がわかりません』〜という質問」も参考までに。
勉強では「暗記」することが必要になる場面が多くあります。
それは、一般に「暗記教科」と言われる教科だけでなく、英語や数学でも何かを覚えることは必要です。
「覚える」ためには「繰り返す」
すでに多くの人が知っているとは思いますが、何かを覚えるときに必要なことは「繰り返すこと」です。
基本的には、
繰り返す回数が多い→記憶しやすくて忘れにくい
と思います。
例外的にその場で覚えてしまうケース
ただ、例外があります。それは、
・「あっ!なるほど、そうだったんだ!」と心底納得し、すでに自分が知っていたことと結びついた場合、
・英単語ならその語の語源、理科の「低気圧」ならそこで上昇気流が発生する仕組みなどの、覚えることの背景にあることを一緒に理解した場合、
・自分の興味や関心が高いことに関する場合
などであれば、人によっては一度の説明でその後ずっと覚えていることがあります。
すべてが、自分にとって覚えやすいものだったらいいのですが、現実はそうではありません。
そこで、覚えるために繰り返すということが必要になります。
次々と新しい参考書を買う人がいるけど・・・
繰り返す問題は、同じ問題で大丈夫です。
時々、類題を次々と解いていき、そのテキストが終わったら(大半の人は全部終わっていないのに)新しいテキストを買ってまた問題を解くという人がいます。
そういう人を見ていて、実際に成績が上がっているかというと、そうでもないようです。
繰り返し勉強するときに大切なことは、一度説いた問題で大丈夫なので、それを何度も繰り返すことです。生徒さんにはよく
「そのテキストを3周するまで解いた方がいいよ」
と言っています。
実際に、私は高校2年生の時に、
「この参考書を徹底的に覚えよう」
と思って1冊を何度と繰り返し解きました。その結果、センターの過去問を解いていても、
「あっ、この問題はあの参考書でも似た問題が出てたな」
と思えるようになりました。そして、その後の過去問演習では8割を取れるようになり、本番でもそれと同じくらいの点数を取ることができました。
ネットや本屋さんで気に入った1冊を決めてみよう
お伝えしたかったことは、
「1冊を徹底的に繰り返してみましょう」
「友達からそのテキストの問題の解説を頼まれたらスラスラ話せるくらいまで覚えましょう」
ということです。
もうすぐ高校入試を控えている方、来年受験する現在の中学2年生や高校2年生の方など、読んでもらった方たちの参考になれば幸いです。
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