【今日の伊藤塾】今日の頑張り・成果(勉強・学習)〜足るを知る〜
2018.02.02
【要点】
・「ない」ものを外側に求めると渇望感が強くなり,「ある」ものを内側で探すと充実感が強くなる。
・前者は向上心へ,後者は行動の持続へ結びつく。
・このことを知らない次元から,知って上手に使い分ける次元に上昇するとまた生活が変わる。
「足るを知る」という言葉があります。
私がこの言葉に最初に出会ったのは中学生に『高瀬舟』(森鴎外)の国語の授業をしていた時です。社会人になるまでにこの言葉を知らなかったのを打ち明けるのは恥ずかしいのですが,実際にはそうです。
この「足るを知る」に近い考え方は高校生や大学生の頃には聞いたことがあったとは思いますが,この時のようにそれ以降ずっと私の記憶に残るほど印象的な出会いではありませんでした。
いつも書いていることですが,
「自分はできない人だ」よりも「自分はできる人だ」,
「自分は頑張れない人だ」よりも「自分は頑張れる人だ」,
「自分は頑張ってこなかった人だ」よりも「自分は頑張ってきた人だ」という考え方でいた方が,
勉強に取り組む時にはいいパフォーマンスを発揮しやすいです。
時には自分の過去を振り返ってみると,自分のできるようになったところ,自分が頑張ってきたことなどが見えてきます。
その時には「点ではなくて線で見る」という考え方にしたがって,長いスパンで振り返ってみてください。
「3ヶ月前,半年前,1年前,2年前の自分と比べて,いまの自分はどんなところができるようになっているのか? どんなことを頑張ってきたのか?」というふうに。
「あなたはこれまで頑張ってきたし,これからも頑張ろうと思ったら頑張れる人だ」と思います。
それでは今日も生徒さんたちの頑張りを紹介します。
・円やおうぎ形の面積を求める計算の練習をした(小6)。
・量の単位の書き換えについて理解した(小6)。
・一次関数の復習をし,変化の割合や2点が分かる時の直線の式の求め方などを思い出し,解く練習をした(中3)。
・2週間後の定期テストに備えて,複雑な因数分解,循環小数,動名詞,現在完了などの総まとめをした(中2)。
・正負の数,文字式,方程式などの計算を正確に解く練習をした(中1)。
・3単現のsの復習,連立方程式(加減法・代入法)の計算の練習をした(中2)。
・空間図形の総復習をした(中3)。
・相似な図形の応用問題(四角形の一部分を折り曲げる問題)で辺の長さや面積を求める方法を理解した(中3)。
・金星の明けの明星と宵の明星について,明けの明星なら東,宵の明星なら西に見える仕組みを理解した(中3)。
などなど。
今日来た塾生たちもよく頑張っていました。