【今日の伊藤塾】勉強や教科の好き・嫌いってどんなふうに決まるんだろう?
2018.01.08
好き・嫌いという印象は,主観的なものなので流動的で変化しやすいと思います。塾で見かけることで例を挙げると,わからないところやできないところが多かった時や一人では解けない問題が多かったりした時にはどちらかというとその教科が嫌いだったのに,わかるところやできることが増えてきたり塾で教えてもらってずっと疑問に思っていたことが解決したりすると次第にその教科が好きになっていくのをよく見かけます。
私自身,開業してから初めてになる来月の確定申告について,その方法に自信がなかったり疑問点が多い現在の時点では「しなければならない」という気持ちはあるのですが,実際には後回しにしたり少し面倒だなぁと思ったりしています。しかし,これも上に挙げたその教科を「嫌い」から「好き」に生徒さんたちの事例と同様に,確定申告の方法についての情報量が増えてきてより具体的に「何を」(what)「どのように」(how)したらよいかが明確になれば,「なんだ,こうすればいいんだ」と最初よりはネガティブな印象が薄らぐと思います。
その人が持つ好き・嫌いの全てを変えられるとまでは言わないですが,少なくとも塾で関わっている生徒さんたちを見ていると勉強することや教科についての好き・嫌いという印象は変えられることが多いです。小学生でも中学生でも高校生でも,学校にいる間は教科の勉強をする必要があります。そんな長い付き合いになる勉強か各教科について,どうせ持つなら嫌いよりも好きという印象の方がいいと思います。講師や私が皆さんと関わることで,少しでも各教科を好きになって,「ちょっとは勉強してみるか」という気持ちになった結果勉強を始めて少しずつ成績が上がり,その結果自信を持って「自分ってできるようになってきたなぁ」という気持ちになり,それでまた勉強を続けてみようという気持ちになることに貢献したいと思います。
塾に来てくれた生徒さんたちが,来る前よりもセルフ・イメージを高めたり勉強や教科についてのネガティブな信念(思い込み)をポジティブなものへと書き換えたりできるようにこれからもまた精一杯のできることをしていきます。