「相手への思い」から変える
2018.12.18
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■この投稿を5秒で理解
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✥「この人はきっと伸びる」と思って相手と関わると,本当にその通りになる。これがピグマリオン効果。
✥「この人はきっと伸びない」と思っていると,これもその通りになる。これがゴーレム効果。
✥「ちゃんと勉強をしなさい」と相手に言う場面が多いとしたら,それは実は相手を「この人は勉強をしない人だ」と日頃から思っているということ。
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「この人はできる人だ」
「この人はきっと伸びるはずだ」
という風に思ってその人と接すると,本当にそのようになっていきます。
それを教育心理学ではピグマリオン効果と言います。
この反対もあります。
「この人はできない」
「この人は伸びないだろう」
と思って関わると,本当にそれが現実となります。
それがゴーレム効果です。
こんな風に,普段思っているその人への思いが,
私たちの言葉に現れます。
「ちゃんと勉強をしなさい!」と言うことが多いのであれば,
その相手に対して「この人は勉強をしない人だ」と普段から思っているということです。
そして,ゴーレム効果によって,その人は本当に勉強をしない人になっていきます。
では,勉強をしない相手(子どもさん)を見たときに,どうしたらいいのか?
それは,例外的にでも,
ほんの少しでも,勉強をしている姿を見たときに,
「勉強をしているね!」と声かけをしたり,
日常生活の中でよく観察をして,その相手が何かしら勉強に対して取り組んだようなことがないのか?と
探すことです。
最初から「勉強している形跡があるはずがない」と思って探すのではなく,
「ほんの僅かではあるかもしれないけれど,きっと勉強に取り組んだ跡があるはず」と思って探すことがポイントです。
普段の何気ない言葉にも,私たちが相手をどう思っているかが,実は現れています。
私自身への戒めも込めて,ピグマリオン効果を意識して,生徒さんたちと関わりたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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■今日の頑張り・成果
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✥中学3年生たちは来月の校内実力テストに向けてわからないところを解決していった。
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