【コラム】「勉強の仕方がわかりません」という質問への回答③〜予習よりも復習〜
2018.10.26
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■この投稿を5秒で理解
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✥1度「わかる」状態になったからといって,「できる」ようになったとは限らない。
✥料理,スポーツ,部活動などでも,自主練をする中で「できる」状態に近づいていくのと似ている。
✥だから,「できる」まで何度も復習をすることが必要。
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「予習と復習のどちらが大切だと思いますか?」と質問をされたとしたら,
皆さんはどちらだと答えるでしょうか。
私は,復習が大切だと考えています。
今回はこのテーマについて書いてみたいと思います。
「わかる」と「できる」とは違う
勘違いをしている人が多いかもしれませんが,
わかること(=理解すること)と,
自分一人で問題を解くことが「できる」ようになることとは,
実は違います。
「わかる」段階を経た後には,
自分で何度も練習する機会が必要です。
この何度も練習する機会というのが復習の時間だと考えています。
料理で例えてみると…
レシピを見て,作り方を理解するのが「わかる」段階です。
「わかる」だけでは,実際に一人でなんのレシピも見ないで料理を作ることが「できる」かどうかはわかりません。
もしもまだできないと思うのなら,
「できる」まではなんども練習する必要があります。
この練習する時間が復習です。
きっとスポーツ,習い事,部活動などをしたことがある方ならこれに似た経験はあるのではないでしょうか。
そして,この復習の期間は,
トライ&エラーの期間です。
失敗することもあると思います。
でも,その失敗も,「自分にとって成長するための材料」
と捉え直していくことで,また前進することができます。
成績優秀者たちの勉強法
この勉強法についてのコラムの第1回目でお伝えしたことは,
「テキストを1冊決めて,それを3周するまで勉強する」ということでした。
この勉強方法も,
「予習よりも復習の時間を多くする」
ということと通じています。
どのテレビ番組だったかは忘れてしまいましたが,
東大理3に現役で合格した方に勉強方法についてインタビューしたところ,
その方も「復習が大切」ということを話していました。
この文章が読まれた方の参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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