【コラム】ピグマリオン効果を自分にも使ってみる
2018.08.23
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■この投稿を5秒で理解
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✥人は他人から「見なされた」ようになる。「ダメな奴だ」と見なせば相手はダメに近づき,「出来る奴だ」と見なせば相手は出来る状態に近づく。
✥このことを教育心理学ではピグマリオン効果と呼ぶ。
✥一般的に,ピグマリオン効果は教師と生徒との関係で用いられるが,これを自分と自分との対話に用いて,「自分は出来る奴だ」と見なすとさらに自分は「出来る奴」に近づく。
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本田晃一さんという方のブログ(https://ameblo.jp/hondakochan/entry-12399095245.html)で,次のようなことが書かれていました。
【引用ここから】
相手を一度「ダメな奴」と思ってしまうと、そいつのダメな部分を探しまくってしまう。
すると自分の前で、そいつは更にダメな奴になっていく。
だから真逆を実験してみよう。
一度思い切って「出来る奴」と思い込んでみよう。
そいつの出来る部分を探しまくってみよう。
すると自分の前で、そいつは更に出来る奴になっていく。
もう「そいつ」呼ばわりしないで、「そのお方」レベルまで昇格するぞw
ほんでな、これ、相手だけじゃなくて自分にも言えることだからなww
【引用ここまで】
この文章を読んで,私にはとても参考になることがあったので,今回はそれを皆さんにお伝えできればと思います。
人は他人から「見なされた」ようになる
人は他人から「見なされた」ようになる,これをピグマリオン効果と言います。
「この生徒はできるなぁ」と先生が見なすと,その生徒は成績が伸び,
反対に,
「この生徒はできないなぁ」と見なすと,その生徒の成績は下がっていくということです。
このピグマリオン効果については,インターネットで検索しても関連する記事が見つかります。
大学で教員免許を取るための授業を受けているときに初めてこれを学びました。
その時に,「教える人がどう見なすかで,たったそれだけで,相手の成績って変わるんだ」ということに
とても驚き,今でもその時の授業のことを覚えています。
ピグマリオン効果を自分に向けてみる
今回,本田晃一さんの文章を読んで,まず思い当たったことが,このピグマリオン効果のことでした。
相手を「ダメな奴」と見なせば,相手はそれに近づき,
反対に,
相手を「出来る奴」と見なせば,相手はそれに近づいていく。
これはまさにピグマリオン効果です。
そして,これを自分にも当てはめてみるという考え方が,なるほどと思いました。
コミュニケーションは,2通りあります。1つは自分と相手,もう一つは自分と自分とのコミュニケーションです。
その,自分とのコミュニケーションの中で,
「自分は出来るようになってきたなぁ」と自分で自分を見なすと,
自分の「出来るようになってきた部分」が見つかってきて,
今後,さらにそこが増えていくということです。
「人は意識したことが増えていく」というのは,以前からも書いてきた通りですので,
納得がいくことでした。
何かの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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